自然災害が及ぼす、財政への影響

それでなくてもお金のない日本。OECDの調査では、昨年9月現在で日本の公的債務残高は1,042兆円。

 

これに、隠れ借金といわれる特別会計借入金や厚生年金・国民年金の未積み立て債務を加えると、

 

債務総額は実に、1,700兆円にも上る。国民一人あたり1,400万円にもなる。この数字は、国債の引き下げの

 

あったアメリカの2倍。財政悪化による緊縮財政がきっかけとなって国内暴動に発展したイギリスの3倍にも上る。

 

ほぼ、天文学的と言われている。こんな国だから、毎年、借金しないと生きてゆけない。なのに、政治家も官僚も

 

お金を使う話はしても、お金を減らす話はほとんどしない。国民はわかっているはずなのに・・・。

 

さて、先日の大雨(豪雨)によって多大の被害を受けられた和歌山や奈良県、三重県他の皆様、心よりお見舞い申し上げます。

 

テレビで見る被災地は、驚くべき様相を呈しています。大規模崩落した山、堤防が決壊した川、その川に流された

 

住宅や浸水した家屋などなど。この復旧にどれほどの時間とお金がかかるのか。

 

東北大震災や福島原発事故の復旧が一体どれほどの時間とお金を要するのか、現状把握すら難しいというのに。

 

地球温暖化で、日本は温帯から亜熱帯に変わったのでは、という意見があります。毎年襲ってくるゲリラ豪雨。

 

これは、イレギュラーではなくレギュラーではないかと。そういえば、山口県も何年かおきに豪雨に見舞われています。

 

防府市や山陽小野田市の例がそれです。

 

ダムや道路、ハコモノすべてが悪いわけではないものの、この国の公共事業のあり方を変えていきましょう。

 

そうでないと、今回のような大規模災害が続いた場合に復旧にかける人・モノ・お金がなくなってしまいます。

 

今回の自然災害を見るにつけ、「お金」の心配をしてしまう私ですが、

 

皆さんは、どう思われますか。